絶対おかしい

家に帰ってテレビをつけると「いっぱいいっぱい」だった。津波警報!?地震があったの?何処で?・・・待てど暮らせど、原因の情報は聞くことが出来ず、ニュースをやっている番組では、「○○では何時に・・・○○センチ」と色めき立っていた。株式市場の情報じゃないんだから「いつ、何処で、何が、どうなっていて、どうなるのか?」ということが、全く気にされずに「取り敢えずやっとけ」感がする災害情報の垂れ流しだった。もし本当にやる気があれば、現状で放送されているドラマやスポーツ中継などは休止して各局自慢の報道フロアから放送すべきなのに、ドラマの画面に地図とテロップが重なり、何が流れているか分からない状態。これだったら放送しないほうがその監督は納得するのではないだろうか?しかも、ここであざといと思ったのは、CMが流れている間は極力余計なものは画面に出ないようにしている事で、チャンネルによっては、災害情報が一切出てない所もあった。急を要する災害情報でも大事なのはスポンサーって事です。災害に関わりそうな方々に情報を伝えると言う気持ちは微塵も無いんですよ。こんな状況を見ると「プロ野球の中継の視聴率が下がっている!!プロ野球人気に翳りが…存続の危機も・・・」なんて野球の衰退を心配している風でしたが、自分たちのスポンサーに説明をしているだけだった訳です。現に球場への観客動員数は増えてる訳ですから野球人気は下がっているのではなく野球のテレビ中継の人気が下がっている訳です。話がそれましたね・・・。誰のための災害放送なのか?考えさせられるひと時でした。しかも各地から津波の状況を画面で説明しようとした際に画面に文字情報が多すぎて「えー現在の○○港ですが、ご覧の様に・・・(といいつつ言ってる本人も見えていないよなあという感じの間がありつつ)現在の所、水面に変化はありません」だって・・・。必要な情報を的確に「報道」しないと無駄になってしまうと言う場面でした。