読書の梅雨

積読傾向が多かったのですが、金もなく、中途半端に暇なので電車の中では、雑誌よりも文庫本を読むことが多くなった。まあ新書か文庫本しか持っていませんけどね。本を買う動機はジャケ買いというか装丁買いと言うかで、立ち読みして読むと憂いことは少ないです。でも大概あたりが多いのですが、中にはつまらなかったなあと言うのもありますが、ごく稀にこれは合わないと言うものに出会います。文体が合わない。考え方が合わない。何かが合わない。…。今読んでるものも最後まで読み進むべきかどうか?

時間論 (ちくま学芸文庫)

時間論 (ちくま学芸文庫)

経歴も知識も遥かに上と思われる人物の書くものなのだからとなだめて読み進めても、次から次と間違いに近い誤認と思いこみの記述が続いていると思われて、だんだん疲れてきます。哲学者が書くのだから論理的であるべきなのに片手間に書いているエッセイみたいなものだから気を使わないのかどうも細部に粗さが目立つし、何か文体のセンスがない気がします。時計の音を「ボン、ボン、ボン…。」ってそんな風に聞こえるの?そんな記述って…。て事から、ちょっと偏りすぎの論調も。うーん。「時間」についてはまとめてみたいなあと思ったりもしますが、こんな風になってしまうのかなあと自分に重ね合わせたりして恐怖も覚えます。タダだ単にMXの理解不足だけじゃないように思われますが、実際大手出版社から発売されている訳で、様々な知識的なチェックを受けて世に出ているんですから、こういった考え方が主流なんでしょうかね?まあ修行と思って読み進めるしかないんですよね。でもその前にやや並行して読んでいた同じ出版社の文庫本は結構さらっと読み進められたんですが、内容の差なんでしょうかね?
日本の右翼 (ちくま文庫)

日本の右翼 (ちくま文庫)