言い訳

最近の言い訳は「むしゃくしゃしたので」だけじゃなくて「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と言うのがあるけど、それは決して理由にはなっていないと思う。日常で「むしゃくしゃ」を発する事は殆どない。外から帰ったらむしゃくしゃする訳でもなく、朝目が覚めたらむしゃくしゃする事もない。何か社会的に悪い事をしてしまった時に「ああそう言えばむしゃくしゃしていたかもしれない」と言ったことで、後付けにする理由であります。それと同様に、アクセルとブレーキは物理的に位置が違うので無意識に踏み間違うことはありえない。さらに、車が止まっていたら発進する際はアクセルを踏み込むのだし、走っている車であれば、止まる際はブレーキに踏み直す訳です。つまり、走っていて止ろうと思ったら、アクセルから足をはずしてブレーキを踏むんですよね。わずか数センチの違いではありますが、止まると思うのであれば、アクセルから足が離れている時間があるので多少なりとも減速はしているはずで、加速するはずはないのです。つまり、とってつけたように「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と本気で言ってそれを原因に採用するのは頭がおかしい輩なのです。片足が負傷や欠損していたりしない限り、歩行の際は、右足左足が交互に前に出ますよね。アクセルとブレーキを踏み間違えて殺人を行う人は、判断力が鈍っているのではなく、ブレーキを踏むためにアクセルから足を離していないうえで、更に加速させるためにアクセルを踏んでいるのです。しかも危険を回避するためにハンドルを逆に切る事もない訳です。殺人者は、人を殺すためにアクセルをさらに踏み込み、ハンドルを殺す人に向けて微調整しているのです。そうとしか思えないんですよね。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080501-00000131-jij-soci